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1.日 時 平成22年3月28日(日)10:30〜16:00 2.場 所 上野原市役所文化ホール棟3階会議室5・6 3.出席者 【委員長】小幡尚弘 上野原市副市長 【委 員】清水 博 上野原市福祉保健部長・長田喜巳夫 上野原市議会病院建設促進特別委員会委員・岩堀幸司特定非営利活動法人医療施設近代化センター常務理事・長 隆 東日本税理士法人代表・伊東紘一 社会福祉法人恩賜財団済生会常陸大宮済生会病院長 【事務局】里吉利行 総務課長・山口昌美 総務課管財担当リーダー水越智徳 総務課管財担当員・佐藤和弘 病院対策課長・石井源仁 病院対策課病院対策担当リーダー 4.会議内容について (1)開会 (2)事務連絡 (3)委員長あいさつ (4)議事 @技術提案書のヒアリングについて A技術提案書の特定について 1 はじめに事務局より、遠藤委員が都合により辞任た旨と技術提案書の提出者として5者を選定したが、(株)梓設計が辞退した旨の連絡。 2 技術提案書の評価方法と記入方法について事務局より確認の説明。 3 続いて、技術提案書の提出者4者について、ヒアリングを実施した。 (以下ヒアリングにおける主な質疑回答) ・・・1社目・・・ (委員) 病院建設にとって一番大切なことは何であると考えか。 (設計者) 病院として運営されて初めて機能するもので、建物だけでは機能できない。 運営を一緒に計画していく、その中でコミュニケーションを良くとり、同じ完成形をイメージできるかが大切である。 (委員) 1階のレイアウトで物品の管理室と厨房からエレベータへの動線と外来患者の動線との交錯については、どうなのか。 (設計者) もう少し大きい病院であれば、外来患者用のエレベータと物品関係のエレベータを分けるのが一般的であるが、135床の病院では4機のエレベータを設置することは過剰であると考える。エレベータ付近で物品の動線と外来患者との動線が交錯するが、コストパフォーマンスを考慮すると2機がベターであると考える。 (委員) 病院スタッフが働いてみたいと思う病院とは。 (設計者) 利用者にやさしい病院とは、患者だけでなく病院スタッフも含まれるので、スタッフにも働きやすい病院としたい。 (委員) 当直室であるが、2次救急に対応する病院として常勤医何名を前提にして設計しているか。 (設計者) 看護師1名と医者2名を想定している。 (委員) 個室数について、利用率が8〜9割に達すると、マーケティング等の調査結果による数か。 (設計者) 個室率については、設計の質疑回答の中で、10%を目途にとなっていたもので、マーケティングは行っていない。 (委員) 建築についての費用は医業収益の範囲内でとあるが、24億円の費用が毎年の医業収益で可能と考えるのか。 (設計者) 平成16年度の病院事業会計の金額が24億円計上されているので、事業投資額として、この金額が限度になると思う。一般民間病院の2〜5%の利益率で考えている。 (委員) 4人部屋で手洗いを部屋の奥にしているが、床が濡れたり汚れたり等の問題が発生すると思うがそれについての対策は。 (設計者) 清掃のし易い素材を考えている。また、衛生陶器を深い型の大きいものにし、部屋の隅に角を作らない構造にして防止したい。 (委員) MRIが救急スペースから離れているが、CTとMRIは救急の場合直ちに必要とすることが多いが、どうなのかと思う。 (設計者) MRIについては、階高の問題から病院棟から離している。その中ではできるだけ救急に近い位置としている。 ・・・2社目・・・ (委員) 提案内容が開発行為にとなるが、スケジュールの関係で大丈夫なのか。 (設計者) 我々が手がけているものは開発が伴うものが多く、経験は十分あるので、今回も問題ないと考えている。ただ、平均地盤面からは風致地区の規制10mを超えるが、ただし書きの規定により可能であると考える。人員配置については、他の部署、大阪の事業部からの応援もできるので十分対応可能であると考えている。 (委員) もう少し具体的な方法の提案はないのか。 (設計者) ヒアリングの機会を頻繁にして、要求を受け入れながらも設計者の意図を反映していくかが重要である。 (委員) 病院スタッフが安心して働けることに対して設計上できることは。 (設計者) 我々は、基本設計及び実施設計の各段階において各部門から2回以上ヒアリングを実施している。その際に細かい要望を医師、看護師等から聴いて設計に反映していくフローとなっている。また、設備的な省力化及び動線の短縮を図り、作業の軽減をしていく。 (委員) 監理については、設計の意図を伝えることも大事であると思うが、今は競争原理が働いてコストが安くなるが、だからこそ気をつけなければならないこともあると思うがそれについて、何かあるか。 (設計者) それについては、現場レベルでも常に監理することで要望を実際の建物に実現している。 (委員) コスト削減の実現性は、本当に可能なのか。 (設計者) 工事単価は社会情勢と密接に関連しているので、今は一番安いときであるが、発注方法が重要である。分離発注とすると高くなる、民間のように一括発注とすることで、コストを下げることが可能である。 (委員) 院長室、副管理者室、副院長室がずらりと並んだ配置となっているが、これはどういう意図があるのか。 (設計者) 提示された資料を考慮したレイアウトとしたが、幹部室を一室にするという提案も他の案件ではしており、設計者としては、幹部のコミュニケーションを助ける意味では一室のほうが良いと考える。 (委員) サービスエレベータは、遺体の搬送にも使用するのか。使用しないとすると、他のエレベータまでかなり距離があるが。 (設計者) 現状では、食事と薬剤の搬送を考えている。霊安にも使用可能であると考えるが、病院サイドの考え方として食事と霊安を一緒に使用したくないと考える場合が多い。 (委員) 電力の2重化とあるが、東京電力ともう一つ別の電力会社から電気を引くということか。 (設計者) 一つの変電所から2回線引くということです。 (委員) であれば、その変電所がダウンすれば結局全部駄目になってしまう。 (設計者) その場合には、非常用電源を使用することなる。 (委員) 救急の入口とMRI、CTがかなり離れているが、その理由は。 (設計者) それについては、中央処置室と救急を入替えて放射線と救急を隣接させることも可能である。 (委員) 医療機器の想定金額がかなり高額であるが、その理由は。 (設計者) これは、全面入替えを想定したもので、当然移設するものもあると思うので、精査すれば金額は減少すると考える。 ・・・3社目・・・ (委員) 医師やスタッフが安心して医療に従事できることが大事であるが、その点で設計上何か考えがあるのか。 (設計者) 病院設計が下手だと、わずかでもスタッフの数が確実に増えてしまう。頻度、医療上の重要性等を加味して設計することが重要であると考える。 (委員) 2階からのサービスを考えているが、開発行為に関する進め方についてもう少し具体的に説明を願いたい。 (設計者) 市の協力を仰ぎながら進めさせていただきたい。 (委員) 病室のトイレについてもう少し説明を願いたい。 (設計者) 病室にトイレを設置せず、すべて外に配置したのは、すべてのトイレを車椅子仕様にするためである。 (委員) 通所リハビリ玄関が別にあるが、その意図について伺いたい。 (設計者) 通所リハビリについては、通常の外来患者と異なる場合が多く、乗り降りに送迎バスを利用する場合も想定されるので、一緒にしない方が良いと考えている。 (委員) 感染症の場合に陰圧室の説明があったが、普段は通常の使用が可能であるのか。陰圧にする場合に、フィルター等の入れ替えで業者を呼んで設置する必要があるのか。 (設計者) 普段は通常の使用が可能であり、バイパスを通すことでダンパーの切り替えで対応が可能である。 (委員) MRIが救急処理室から遠いが、CTとMRIは、救急ではまず使用したい。 一般撮影は遠くてもかまわないので、救急処理室とCT、MRIの位置関係は変更が可能なのか。 (設計者) 救急とMRIが近いほうが良いというのは、最近設計で聞くので、工夫したい。 (委員) 透析室が1階にあるが、その必要があるのか。むしろ病院長や事務方が1階にいないとならないのではないか。 (設計者) 外来で使用する方もいるし、時間が遅くなる方もいるので、この場所にしている。頻度が重要なのか、医療上の重要性を考えるのかを考慮しながらプランを練りたいと思う。 (委員) 院長は、患者からクレームがあった時に真っ先に出て対応するべきであると考えるので、1階の一番患者に近いところに部屋を置くことを考える必要がある。 (委員) 2階から出入りができるのは良いと思うが、後ろの住宅から遺体の搬送が見えるので、壁等があった方が良いと思うが。 (設計者) 壁よりも、植栽等でやわらかく遮るのが良いと考えている。 (委員) コストダウンの考え方でラーメン構造とあるが、耐震性はどうなのか。 (設計者) どういう構造形式でも耐震性の確保は考えなければならないが、単純なRCのラーメン構造がコストパフォーンスと耐震性の両面で一番合理性があると考える。 ・・・4社目・・・ (委員) 手術室と厨房等動線の考え方について説明を願いたい。 (設計者) スタッフ専用の動線を主軸動線とは別に設けているので、業務用のエレベータから表通りにでないで行き来が可能である。 (委員) エレベータ2台という考えは良いが、通り抜けタイプだと片方使用しているともう片方は使用できず、使いづらいのではないか。交通量等は、検証してあるのか。 (設計者) 厳密なものはない。 (委員) 病棟階におけるトイレの設置数が少ないが。 (設計者) 分散配置も考えられるが、将来の個室化を考える場合には部屋の中に水場が無いほうが改変が容易であるので、トイレを中央部のみに配置した。 (委員) スタッフステーションにカウンターが長くあるが、これはどう使用するのか。 (設計者) 実際には、コーナー部分はカウンターが必要であると思うが、他は低い壁を設けてカード置場等を想定している。 (委員) スタッフの働き甲斐のある病院とは。 (設計者) スタッフの思う医療の実現ができる環境が整備できていることが大事であると考える。また、リフレッシュスペースといった福利厚生面も大事である。 (委員) 手術室を1階にするのであれば、もっと救急と近い位置にできなかったのか。 (設計者) 救急からCTやMRIといった検査がまず必要になるだろうと考え、そちらを優先して配置した。 (委員) 手術室が1階にあるというのは考えられないが、これはどういった根拠から1階で大丈夫であると考えるのか。外来患者が行き来する1階にあると、感染の危険があり、大学病院でもそういった事故が起きている。現在は、2階3階に配置するのが当然となっている。 (設計者) 色々検討する中で、2階に手術室を配置することも検討したが、外来患者の手術もあるとのことで、1階の方が良いのではと判断した。感染のリスクについてまでの踏み込んだ検討はしていない。 (委員) 救急とMRIが近いのは良いが、救急と薬剤が両端にあり、これでは夜間救急で薬を取りに行くのに一番遠くまで行かなければならない。根本的なところで動線が悪いなと感じる。 以上4者のヒアリングが行われ、その後各委員の評価を集計した結果、委員全員から評価を受けた(株)内藤建築事務所が技術提案書の最優秀者に、次点として(株)大建設計を決定して会議は終了。 |