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『2007年9月8日 大手町サンケイプラザ4階ホールで・・武弘道先生の講演会〜改革迫られる自治体病院
・・現在の日本の病院を取り巻く環境は 「幕末」の社会状況と酷似しており、今までと同じやり方では切り抜けられない・・が開催されます』


川崎市 病院事業管理者として,辣腕を振るわれており
超ご多忙にも拘わらずお引き受けいただきました。
自治体病院関係者だけでなく,民間病院の経営者の皆さんにも大変参考になるお話が,お聞きできます

会場は300名以上の,大会場ですが申込者が多数予想されますので お早めに,(株)医療シス研まで お申し込み下さい


(武先生の著書の紹介)

【書籍】「こうしたら病院はよくなった!」

著者:埼玉県病院事業管理者
前鹿児島市病院事業管理者  武 弘道

発行:中央経済社

医療の質を向上させながら、3年間で57億円の収支改善をなしとげた埼玉県立4病院。 看護師副院長の誕生をはじめとする「病院改革」の経験を病院事業管理者自らが語る。


本書の主な内容
1章 埼玉県立病院改革の経緯
2章 3年間の成果
3章 私が埼玉で行った改革
4章 鹿児島市立病院の健全経営
5章 給与のあり方
6章 病院経営を左右するもの
7章 病院に役立った私の病院勤務遍歴
8章 病院職員へのアドバイス
9章 日本の病院の目指すべき方向


全国から読者の声・・一部紹介
・(社)全国自治体病院協議会  小山田 惠会長の書評
全国自治体病院協議会雑誌 20053月 78ページ「書評」 より

こうしたら病院はよくなった!
(社)全国自治体病院協議会
会長 小山田 惠

 全国に1,000余ある自治体病院の多くは、経営の困難に喘ぎ存立の危機に直面し、赤字経営からの脱却に向けた努力がなされているが、一向にその成果が上がらない。そんな状況の中で埼玉県病院事業管理者である武弘道先生が、病院経営にとって起死回生となる手引書を世に出された。3年前先生は埼玉県からの強い要請を受けて住み慣れた鹿児島から埼玉に乗り込み病院経営改革に取り組まれた。埼玉県立病院はがんセンター、循環器・呼吸器病センター、小児医療センター、精神医療センターの4病院からなり全病床1,188床を有する。それまで経営が悪く平成12年度決算では、一般会計からの繰り入れが115億円あっても3億円の赤字、累積赤字も23.8億円だったという。その後武先生が管理者になってからの3年間病院経営は目覚しく改善し、入院外来患者の増加による医業収益の増加と経費節減によって57億円の経営改善の結果、累積赤字は解消して逆に利益剰余金を出し、一般会計からの繰り入れも少なくしたのである。埼玉県立病院にとってはまさに救世主であるとともに日々病院経営に悩んでいる私どもにとっては羨望やるせないかぎりである。「その成功の鍵は」、「偉業達成の秘訣は」とはやる思いでページをめくりたくなるのであるが、先生のとった手法は決して魔術でもなければ奇想天外の奇策でもない。誰にでも考え言われてきたことを忠実にそして果敢に実行してきただけである。だからこの手法をそのまま取り入れればどの病院も立派に経営改善ができる。誰でもできる即効性ある方法が明確にわかりやすく書かれているから、なりたての病院長でも若い職員でもよく理解できるし、自治体病院の改革とその方向に明るい展望を持つことができる。必読必見の書である。
  一方、簡単そうに見えるこれらの改革ができずに多くの病院が赤字経営に悩んでいることを考えると先生が病院改革に成功した要因はなんと言っても地方公営企業法の全部適用で事業管理者に付与された権限と責任を全うし、これまでの慣習やしがらみにとらわれずに信念を貫いたことで、これは余人にできることではない。「企業は人なり」ということを改めて教えられた思いである。そして、情熱、努力、実行力といったリーダーの資質が企業の、病院の運命を決定づける。本書はこのことを明確に示している。それにしてもこの人に三顧の礼を尽くして病院事業管理者に選んだ土屋前埼玉県知事の卓見に改めて敬意を表するものである


日本醫事新報(2005326No.4222号)の書評に本書が掲載されました!


 本書は、埼玉県立四病院の病院事業管理者(四月一日より川崎市病院事業管理者)として、医療の質を向上させながら三年間で五十七億円もの収支改善を成し遂げた武 弘道先生が書き下ろした、生きた病院経営の教科書、「日本独特の病院管理学」書であり、病院の院長・幹部の必読書と言える。
  第一?八章では、先生が鹿児島市立病院と埼玉県立病院で、病院管理者として「人員のリストラなど一人もせずに、医療サービス向上を達成しながら」、経営改善を実現された十一年間の経験とノウハウ=事例報告と詳細なデータ分析とが統合されている。
  特に、「職員の意識改革」のために、「管理者と職員が直接話し合える機会を持ち」、そこで「データでキチンと説明する」ことを強調されているのは、説得力がある。データ分析に際しても、一般論ではなく、「類似病院の徹底調査」と比較を強調されているために、迫力がある。それらをまとめた「病院経営を左右する九因子」も明快で、特に、病院と診療所の機能分化=大病院の外来削減の政策誘導を無視(?)して、堂々と?「外来患者が多いこと」を挙げられていることに、先生の自信を感じる。
  最後の第九章「日本の病院の目指すべき方向」からは、先生の「日本の病院、なかでも公立病院は改革されねばならない」という気迫がヒシヒシと伝わってくる。特に、先生が公立病院管理者の立場でありながら、「公立病院の整理・統廃合を」と堂々と主張される勇気に、「さすが薩摩隼人!」と敬服した次第である。

(評者/二木 立  日本福祉大教授)