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データでみる医療・介護〜日医・2010年度レセプト調査(4-6月分)〜大規模・急性期の病院に手厚く

2010.08.25 CB医療介護ニュース  
 

日本医師会の「2010年度レセプト調査(4−6月分)」では、病院・診療所を合わせた全体の総点数は、前年同期に比べ2.64%増という結果となった。
病院、なかでも急性期の大規模病院では大きな伸びとなった一方で、中小病院や療養型、診療所などには厳しい環境となっている。


▼総点数は2.64%の伸び 入院の伸びが顕著に

医療機関全体の総点数は、前年に比べ2.64%増加した。総件数は0.93%の伸び、総日数は0.17%とわずかに増えた。中でも入院の総点数が5.15%と大きく伸びたのに対し、入院外は0.73%の伸びにとどまった。

総日数では、入院が0.95%増だったのに対し、入院外では0.01%とわずかながらマイナスとなった。


▼7:1基本料が伸び「急性期」に手厚く

10年度の診療報酬改定では、大病院、急性期病院に対する手厚い配慮が働いたと言われていたが、今回の調査結果は、それが裏付けられた格好だ。

一般病棟の入院基本料別で1日当たり点数を見ると、急性期に特化していることの多い7:1では前年比6.01%の伸びとなった。
これに対し、10:1では3.78%、13:1が4.11%、15:1は1.12%のプラスだった。

1件当たり点数でもやはり7:1の伸びが最も大きく、4.76%。10:1で3.82%、13:1では1.41%伸びたものの、15:1では0.06%とわずかながらマイナスになっている。


▼規模別では大病院が大きく増加

病床規模別では、大病院の増加が際立つ。

1日当たり点数では、20-99床で4.39%、100-299床で3.36%の伸びだったのに対し、300-499床では8.80%と大きく増加した。
また、1件当たりの点数では、20-99床の2.67%、100-299床の3.85%に対し300-499床では22.77%と、伸びが突出している。

また、DPC病院の伸び率は、DPC以外の病院の伸び率を上回った。
総点数では前年同期に比べ6.69%増、DPC以外では4.94%増だった。
ただし、1日当たり点数の前年同期比はDPC病院とDPC以外の病院とでほとんど変わらなかった。


▼地域貢献加算29.2% 診療科によりバラつき

10年4月の改定で、紆余曲折の末に新たに設けられた地域医療貢献加算の届け出診療所は、全体で29.2%にとどまっている。

届け出率の高いのは、内科の70.0%を筆頭に、産科・婦人科の69.2%、外科の56.3%の3つの診療科で5割を超えたものの、精神科はゼロ。
皮膚科が6.9%、耳鼻咽喉科が8.3%、小児科8.6%など、軒並みひとけたとなっている。


▼2010年度レセプト調査(4-6月分)

日医の会員医療機関から都道府県ごとに無作為抽出した診療所4447施設、病院385施設を対象に実施。診療所1858施設(41.8%)、病院182施設(47.3%)から有効回答を得た。前年と比較することで、10年4月の診療報酬改定の影響を量ることができる。