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近江八幡市ホームページで公開されました・・・
近江八幡市立総合医療センターのあり方に関する提言
2008
125


 
近江八幡市立総合医療センターの経営改善をはかるため、専門家や有識者等で構成される「総合医療センターのあり方検討委員会」を昨年の124日にたちあげ、本年121日まで計3回の委員会を開催しました。(公開制)

 その結果、委員会において「総合医療センターのあり方に関する提言」がまとまり、冨士谷市長あてに提出されました。

 今後、この提言に基づき、速やかに総合医療センターの経営改革プランの作成や改善策の実行をはかっていきます。


総合医療センターのあり方に関する提言書

はじめに
近江八幡市は、古くから通商の要所として栄えた歴史ある土地である。琵琶湖 を中心とした豊富な水路と多くの道が交差する街道を有する同市は、京都や江戸 への起点として商いの要衝とされていた。また、江戸時代の城下町として発展し、いまだその情緒を残す町並みからはこの土地に住む人びとの自らの文化への誇りと慈しみの心が感じられる。
また、「近江商人」の呼び名のとおり、現在財界等で活躍する著名人にも近江八幡市の出身者が多いことからも、近江の地が育む商魂と才覚には、益々国際化が 進展するわが国においても職業人の原点として着目すべきものがあるのではないかと感じている。
この歴史と文化の地において、近江八幡市の市立病院は地域医療の中核的機能を果たす急性期総合病院として、これまで長年にわたり、市民の協力と職員の努力に支えられ健全な経営状態を保ちつつ、周辺住民に質の高い医療を提供してきた。
このように、経営及び医療提供において優れた実績を残しつつ、平成18 10 月に開院したのが「近江八幡市立総合医療センター」であり、日本でも数少ない。
本格的なPFI方式による病院として全国的にも注目されてきたところである。
しかし、これまで自治体病院の優等生と言われてきた近江八幡市民病院が、新病院の開院から1年足らずのうちに、経営状況の悪化が明らかとなり、市及び病院関係者はその対応に苦慮する事態となってしまった。
この原因にはいくつかの点が考えられるが、そもそもPFI方式の導入可能性 を検討していた段階での各種経営上の試算はまさにどんぶり勘定であったと推測され、PFIという外国発の複雑な制度手法を前にして、近江商人としての矜持 を失ってしまったことが根本にあるのではないだろうか。
今回、近江八幡市長が病院経営の危機的状況をいち早く察し、後年の莫大な税金投入の発生を食い止めるべく、迅速な判断によってこのような経営再建のための検討委員会を設置したことに対しては、この国の健全な発展を願う納税者のひとりとして多大なる敬意を表したい。
近江八幡市はもう一度近江商人としての自覚と誇りを取り戻し、経営再建に取り組んでいかれることを願ってやまない。


平成 20 年 1 月 21 日
近江八幡市立総合医療センターのあり方検討委員会 委員長 長 隆

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目 次
はじめに ・・・ 1p
1.近江八幡市立総合医療センターのあり方の基本方針
(1)「健全経営」に根ざした医療の質の確保と向上 ・・・ 3p
(2)地域の医療ニーズの充足と
医療資源の適正配分のための「ネットワーク化」 ・・・ 5p
(3)医療職員にとって魅力ある「マグネットホスピタル」 ・・・ 5p
2.近江八幡市立総合医療センターの問題点
(1)資金不足による病院及び市財政破綻の恐れ ・・・ 7p
(2)中間業者の介在による医療現場の非効率性 ・・・ 9p
(3)経営当事者としての自覚と責任感の欠如 ・・・11p
3.近江八幡市立総合医療センターの改善策
(1)経営計画の再検討 ・・・13p
(2)支出費用の適正化 ・・・14p
(3)委託職員との直接的な協働関係の構築等 ・・・15p
(4)病院経営管理体制の強化 ・・・16p
(5)市と病院の適切な関係の構築 ・・・16p
おわりに ・・・18p
<参考>近江八幡市立総合医療センターの経営状況資料 ・・・19p
近江八幡市立総合医療センターのあり方検討委員会設置要綱 ・・・23p
〃 委員名簿 ・・・24p
〃 開催記録 ・・・25p