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JapanMedicine 第1764号
鳩山・小沢辞任劇「冷静」な反応 病院団体

2日、午前の鳩山由紀夫首相、小沢一郎民主党幹事長の辞任表明に対して各病院団体の反応は、「冷静」だった。

医療法人連盟・日野委員長
動揺することなく安藤候補で邁進
次期参議院選で民主党比例代表公認候補で安藤高朗氏を擁立している日本医療法人連盟の日野頒三委員長(日本医療法人協会長)は、大阪府医療法人協会の事務局で、本紙の取材に応えた。開ロ一番、「最近の厳しい政治情勢から、予測はしていたが、きょうとは驚いた」と語った。日野委員長は、「われわれは政局に深くかかわっているわけではなく、首相交代に動揺することなく患者の視点で地域医療を提供していくだけだ」と語り、「安藤氏の擁立を変えるものでもなく、厳しい選挙戦だが一歩ずつ実直に進めていきたい」と述べた。
さらに、「民主党からの立候補を目指したのは、自民党に比べ医療への理解が深いと判断したからだ。これから首班指名によって新たな政府が誕生するわけだが、地域医療への理解をこれまで以上に深め、政策に反映するよう強く望みたい」と話す。
日野委員長は、これまでの選挙戦を通じて民主党に対する逆風を肌で感じたともいう。今後の選挙戦については、日本医師連盟と連携するとともに、複数の病院団体(政治連盟)が団結しながら、より強力に進めていきたいと語った。

全自病・邉見会長
地域住民とともに地域医療を守る 国際的信頼性欠如には危機意識
一方、全国自治体病院協議会の邉見公雄会長は、中医協終了後、本紙の取材に対して、「驚いた」と述べ、「政権交代がなければ社会保障2200億円の削減が続いていただろう。今回の診療報酬改定も十分ではないが、プラス改定となり、鳩山政権には一定の評価をしたい」と語る。
邊見会長は、「首相が一年ごとに変わる政府に対して、国民、官僚はもちろんだが、国際的な信頼がなくなることには強い危機感を禁じ得ない」と指摘。しかし、「われわれはどんな政権でもわれわれの医療を一生懸命にやるだけだ。地域医療を守り、その医療の質を確保する努力を認めてくれる政策を期待したい。地域住民とともに、良い医療を効率的に進めていく」とし、今後の政府の動向を注視していく考えだ。
【識者のコメント】
東京大医科学研究所特任准教授 上昌広氏
政局はしばらく混乱するだろうが、医療界にとっては、次の厚生労働三役が誰になるかが焦点だ。ただ、医療政策に詳しい議員は限られており、民主党政権が続く限り、医療に関する基本路線は変わらないだろう。

事業仕分けで「仕分け人」を務めた 長隆・東日本税理士法人代表
衆議院の議員構成が現在のままであれば、国の医療政策は変わらないだろう。新首相による内閣改造で厚生労働省の基盤を固め、医療を柱の1つとした経済成長戦略を強く推進してほしい。行政刷新会議が示している改革の方向性は、国民の支持を受けており、この流れも止めてはならない。