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市外移行合意、当面は続行 志木市民病院の小児入院休止問題 /埼玉県
2012.01.27朝日新聞 志木市が市民病院の小児科の入院診療を今年度で休止すると表明した問題で、朝霞地区医師会と県、志木市などは26日、朝霞市内で検討会を開いた。 地域の小児救急医療を市民病院から和光市の菅野病院に移行することで合意した。 ただ、菅野病院には現在小児科がなく、病棟などの態勢が整うまでは、4月以降も当面の間、市民病院で入院や救急診療を続ける。 検討会には、医師会幹部や長沼明・志木市長や須田健治・新座市長、2次救急医療圏4市の幹部、市民病院の小児科常勤医3人、県保健医療部などが出席した。 検討会後の記者会見で、医師会の浅野修会長は「今後は(県や関係市町からの)財政支援が鍵になる」。 長沼市長は「小児救急態勢が何とか崩壊しないようにできて、医師会や近隣市町に感謝したい。皆様に迷惑をおかけしておわびしたい」と話した。 4市の2次小児救急医療機関は現在、 毎日受け入れている市民病院(45床)と 週2回のみ受け入れている国立病院機構埼玉病院(20床)だけ。 依存度が高い東京都内の病院も、10年2月の都立清瀬小児病院に続き、3月には日大練馬光が丘病院が閉院予定で、市民病院の休止発表で市民や関係者に動揺が広がった。 この問題を巡っては、16日の休止発表後、「入院患者の8割が市外」として、市から財政支援を求められていた朝霞、新座、和光、富士見、ふじみ野、三芳の6市町長が改めて支援を申し入れ、存続を求めた。 一方、医師会は、市民病院の小児科医の病院事業管理者が3月末に退職することが決まった昨夏以降、「市民病院で小児救急を続ける姿勢がみられない」と判断。 県医療整備課や3人の医師と、菅野病院での新態勢づくりに向けて、非公式に調整を続けてきた。 菅野病院への移行は4カ月以上かかるとみられる。それまでの間、任期が終わる管理者は菅野病院に移るが、市民病院で診療にあたる。2人の常勤医は移行まで市民病院にとどまる予定だ。(加藤真太郎) 志木市民病院問題 救急入院休止 暫定回避へ 2012年1月27日東京新聞 常勤医三人の退職で志木市立市民病院の小児科入院や夜間救急が四月から休止する可能性が出ている問題で、長沼明市長と地元の朝霞地区医師会、県などは二十六日夜、会合を開き、暫定的に三人の市民病院勤務を継続し、休止を回避することで合意した。 地域医療に悪影響を与えることから歩み寄ったとみられる。 (上田融) 会合では、市民病院を退職して和光市の菅野病院に就職が決まっている常勤医三人が、同病院の小児入院の本格稼働まで勤務を継続することで合意。 ただ本格稼働は早ければ今夏にも行われるという。 会合後、長沼市長は「医師会や周辺自治体の協力で、四月以降も小児救急医療に対応できることになった。感謝する」と話した。 志木市民病院の小児科医療は、赤字や運営方針の違いなどから昨年八月、市長が小児科医の院長に雇用継続しない旨を通告。 残り二人も退職を決めた。市が医師会と対立したこともあって常勤医確保が困難になり、市は今月十六日に休止を表明した。 だが同病院は年間一万二千人の子どもが入院し、重症の小児の手術などを行う拠点病院。地域医療への影響が避けられず、上田清司知事や周辺自治体の首長による懸念表明や存続要望が相次ぎ、市民から不安の声も多数あった。周辺自治体は同病院の赤字穴埋めのため、最大で毎年九千万円の財政支援を決めた。 こうした事態を受け、長沼市長が二十五日、医師会に三人の勤務継続を要請し、双方が大筋で合意した。 小児科の常勤医「派遣できない」 志木市民病院で上田知事 /埼玉県 2012.01.25朝日新聞 志木市立市民病院の小児科入院診療休止問題で、近隣6市町の須田健治・新座市長らが24日、県庁に上田清司知事を訪ね、入院診療の継続に必要な常勤医の派遣を求めた。上田知事は「できない」と答えた。 上田知事は須田市長らの訪問後の定例会見で、「2次小児救急医療は、全県的に責任を持つ県の立場として、何としても守りたい」としつつも、常勤医派遣については「今の時点では極めて困難」と説明した。 その上で、「(26日に)関係者が集まって対応策を考えると聞いている。そこで解決策の提案が出ると思うので、県は全力を挙げて協力したい」と話した。 志木市民病院の小児科入院、来月中旬までに最終方針表明へ 長沼市長、議会で/埼玉県 2012.01.24 朝日新聞 志木市立市民病院の小児科の入院診療について、長沼明市長は23日、2月中旬までに継続するかどうか最終方針を打ち出す考えを示した。市議会全員協議会で明らかにした。 この問題では、長沼市長が16日に緊急会見を開き、4月に休止することを表明。 周辺6市町は財政負担を申し出たうえで存続を求めたが、課題の常勤医の確保はめどが立っていない。 一方、清水久志・病院事業管理者や朝霞地区医師会は「市からは小児救急を継続する姿勢がみられない」とし、清水管理者ら小児科常勤医3人は4月以降、菅野病院(和光市)で小児救急を担う方向で医師会や県と調整してきた。 全員協議会では、伊地知伸久議員が「大事なのは小児救急を担える病院の確保。 市民病院か、菅野病院か、中ぶらりんでは困る。 市民病院が医師を確保するのは難しい。 早めに方針を決めて欲しい」と要求。 長沼市長は「新年度予算案を提案するまでに決めたい」と述べた。 このほか、市側の対応の遅れや、市長と清水管理者との意思疎通不足を指摘する声も多く出ていた 志木市民病院 存続を求める意見も 小児救急入院休止問題で 市議会が全員協議会 2012.01.24中日新聞 【埼玉県】志木市立市民病院の小児科入院が常勤医三人の退職で四月から休止される可能性がある問題で、同市議会は二十三日、全員協議会を開いた。 長沼明市長は「医師確保に全力で取り組む」と説明したが、議員からは「市と病院の意思疎通ができていない」などと批判が出された。 協議会では「新たな医師確保は難しい。 三人が再就職する和光市の病院で小児入院治療をやってもらう方がいい」という指摘も。「 三人を慰留すべきだ」という意見も出た。 退職予定の清水久志院長は「常勤医としての残留は考えていない」と述べたが、三人が和光市の病院に移るまでは、新年度も志木市民病院での勤務が可能かどうか検討することを示唆した。 議会にはこれまで、同病院の赤字体質への批判が強かったが、長沼市長の「休止」表明で周辺自治体が財政支援の姿勢を示したことで、小児入院医療の継続を求める声も出始めた。 また協議会では、休止に伴って収益が二〇一一年度比で30%減り、周辺自治体の援助がない場合は赤字穴埋めに約三億円が必要との見通しも示された。(上田融) |