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『大阪府 市立泉佐野病院 元院長のご意見は医師の病院立ち去りを的確に教えてくれている。しかし財源対策は?・・・ガイドラインは明確な方向を示しているが落ちるところまで落ちないと自治体は 聖域に挑戦できないのだろうか。・・富山県氷見市の聖域への果敢な挑戦と立派な再生に学んで欲しい』
(声)勤務医優遇で機能維持図れ
2008.03.04 東京朝刊 13頁 オピニオン2 (全492字)
医師 藤原二朗(大阪市阿倍野区 85歳)
地域の医療を担う公立病院の医師不足が深刻になっている。原因として激務や待遇などがあげられるが、こんな現状では拠点病院としての機能が果たせない。
かつて私が病院長を務めていた大阪府南部の市立泉佐野病院が、麻酔科医を確保するために最高で年3500万円の報酬を提示したという。金額については議論があるが、常勤の麻酔科医が退職するため、救急対応を含めて手術ができなくなるという背景がある。
病院勤務医は深夜や休日の仕事があるのに、開業医に比べて平均収入がはるかに少ない。まして激務で、常に緊張が求められる医療現場を考えると、よほど使命感が強いか、病院勤務が好きだという医師でなければ辞めてしまうのも当然である。
2次救急、3次救急の病院で医師が少なくなればどうなるか、現に救急患者の受け入れができないことなどが問題になっている。政府は早急に勤務医の待遇改善を図るべきである。
08年度の診療報酬改定で総額1500億円の勤務医対策が決まったが、これらはすべて勤務医の報酬引き上げには結びつかない。また、激務を緩和するためには開業医との役割分担を見直すべきだと考える。
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